性能に寄り添うと毎日が快適になる

性能は住宅の中で最も大切な要素です。
パッシブデザインを取り入れたwanocaの高性能の住宅は、快適なだけでなく、健康的で省エネルギーな、人と環境に優しい住宅でもあるのです。

01 高性能住宅の魅力

室温と健康

実は家の温度と健康には大きな因果関係があります。
冬の室温が18℃を下回ると健康リスクが高まり、逆に温かいとアレルギー、高血圧性疾患などのリスクが軽減される事が分かっています。
寒さだけでなく近年は猛暑により室内で熱中症になる事も。
快適な温度の家で暮らす事は健康寿命を延ばすためにも大切であるとwanocaは考えます。

 

ヒートショック防止

各部屋の極端な温度差から生じる血圧の乱高下を原因としたヒートショック。
ヒートショックによる死亡例は実は交通事故の2.7倍とも言われ、とても身近な事故なのです。(政府広報オンライン)
トイレや脱衣所まで暖かな高性能住宅はヒートショックも防ぐことができます。

 

生活の質の向上

快適温度の家は生活の質も上げてくれます。
夏バテや冷え性、夏の夜の寝苦しさや、冬の朝のつらさも感じにくくなり、季節問わず深い眠りにつけ、爽快に起きる事ができるのです。

 

快適さがもたらすたくさんの楽

快適な室温だと冬のお風呂上りに子供に急いで服を着せなくても大丈夫。
季節ごとの暖房器具や寝具なども必要なくなるので、季節ごとの出し入れや収納スペースがいっぱいになる煩わしさもありません。
シンプルに、楽に、快適に、それがwanocaの高性能住宅です。

高性能住宅は省エネ住宅

家の保温性が高い家は、少ないエネルギーで快適な室温を保つ事ができます。
光熱費が高騰していくこの時代、数十年先を見据えた省エネルギーな高性能住宅はマストな選択と言えるでしょう。

 

02 パッシブデザイン

夏は日陰をつくり風を通して涼しく、冬は日の光で家を暖め保温して夜も暖かく。
wanocaのパッシブスタイルハウスは、自然のエネルギーを上手に利用して、最小限のエネルギーで快適な毎日を実現する一歩先行く家なのです。

03 UA値とC値

UA値は家の熱がどのくらい外部に逃げやすいかという断熱性の指標、C値は家にどのくらいの隙間があるかという気密性の指標であり、どちらも低い方が高性能と言えます。
wanocaでは断熱等級6、UA0.46以下、C0.5以下を標準としています。
全ての新築物件で外皮計算と気密測定を行い、確かな数値を導き出しています。

04 断熱

内と外の断熱

住宅性能の要とも言える断熱性能。wanocaでは内張り断熱はもちろん、
外張断熱も標準で採用しています。
床下や屋根も一つの部屋と考え丸ごと断熱することで、保温性の高く快適な家が生まれます。
また、断熱により壁の内と外の温度差が少なくなるため、壁内結露が抑えられることでカビ等の発生が抑制され、家を長持ちさせることができます。

 

窓とドアの断熱

家の中で最も熱が伝わりやすいのが窓とドア。
wanocaでは断熱性の高い「高性能トリプルガラス樹脂窓」と「断熱ドア」を採用しています。
窓とドアをしっかりと断熱できれば保温性が高くなるだけではなく、空調コストも抑える事ができます。
さらに窓際の結露も発生しにくくなるので冬の窓ふきの手間も省けます。

06 気密

気密性の高い家

断熱性と並んで重要なのが気密性。
気密性が高いということは隙間がないという事。
高気密な家は様々な外的要因から室内環境を守ります。

断熱気密パッキン

床下も1つの部屋と考え断熱を施す場合、基礎と土台部分の気密性も高める必要があります。
wanocaでは基礎部分に断熱気密パッキンを使用。
家全体の気密性を高めるだけでなく、湿気や害虫の侵入も防ぐので、床下を驚く程綺麗に保つ事が出来ます。

気密シートとテープ

断熱材の上から調湿気密シートを貼るだけでなく、僅かな隙間を気密テープで埋める事で高い気密性を生み出します。
家中の内壁すべてにこの作業を施すのは大変な労力と技術を要しますが、この手間がC0.5以下という確かな数字に裏打ちされた性能の根拠となるのです。

07 全館空調

全館空調の家

全館空調は各部屋のエアコンによる一般の空調システムと異なり、1台の専用エアコンで、廊下もトイレも文字通り全館の空調をコントロールするものです。
これにより部屋の隅々まで快適な温度で過ごせます。

全館空調の種類

一口に全館空調システムと言っても様々な方式があります。
また、京都では細長い狭小地や風致地区での高さ制限などの制約の中で家を建てるケースがほとんどです。
wanocaでは多様なノウハウからその家の条件に最も適した全館空調システムを選定します。
しかし、多種の全館空調システムを取り扱う中でも必ず守る事が2つあります。

①ダクトを限りなく少なくすること

ダクトは全館空調のデメリットとして挙げられがちですが、短所ばかりではありません。
断熱気密をしっかりと施せば、ダクト内外の温度差が解消され結露やカビの発生を防ぐことができますし、各部屋のドアを閉めてプライバシーが守られた状態においても、隅々まで的確に空気を行きわたらす事ができます。
しかし、使いすぎると資材費やメンテナンス費が増えてしまうのも事実。
wanocaでは最小限のダクトを適切な環境下にて使用しています。

②一般の家庭用エアコン1台で行うこと

wanocaの全館空調システムでは全館空調専用エアコンより安価で、メンテナンスも手軽な一般の家庭用エアコン1台(冬用、夏用各1台)のみを使用します。
家庭用エアコンでは力不足では?と思われるかもしれませんが、緻密な計算による空調計画と断熱気密がしっかりとしていれば十分に快適に過ごせるのです。
また、冬は床下のエアコンで床面から暖めるので家中全ての床が床暖房の様に温かくなります。

08 熱交換換気システム

空調により調節された室内の温度を再利用(熱交換)して再び取り込むこのシステム。
熱を効率よく利用するので、省エネ効果だけでなく、不快な温度の外気が直接家の中に入り込むのを防いでくれます。

 

09 高性能フィルター

換気システムには㈱トルネックス社の高性能電子式集塵フィルターを搭載。
外気に含まれる花粉やPM2.5、ウイルスなどの一般的なろ過式フィルターを通過してしまうような微粒子も静電気の力で逃さず吸着。
家中きれいな空気で、憂鬱な花粉の季節も気持ちよく過ごせます。

10 耐震等級3

地震大国日本、家の耐震性を上げる事は家族の命を守るためにも重要です。
wanocaでは全棟で最高等級の3を取得しています。
耐震等級3とは震度7の地震が2回来ても修繕程度で済み続けられる強度と言われています。
2016年の熊本地震では耐震等級2以下の建物が多く倒壊被害を受ける中、耐震等級3の建物の倒壊数はゼロ、80%以上の建物が無被害という結果に。
地震が起きてもそのまま家に住み続けられるというのはとても心強い事です。

 

許容応力度計算

耐震等級の求め方には複数の方法がありますが、wanocaでは最も精密で信頼度の高い構造計算(許容応力度計算)にて確かな数値を導き出しています。
許容応力度計算は手間がかかるため、行っているのは全国で10%程度です。

 

11 耐震構造

ベタ基礎

基礎にはいくつか種類がありますが30年程前は安価な布基礎が主流でした。
しかし、阪神大震災を機に耐震性の高いベタ基礎が普及していったのです。
建物の重さを点で支える布基礎に比べ面で支えるベタ基礎は、地盤にかかる力が分散され、直下型地震にもその強さを発揮します。
また、地面をコンクリートで覆うので、湿気やシロアリなどの害虫の侵入も防ぎます。

 

建築工法

wanocaでは設計自由度が高く、耐久性に優れた木造軸組工法(在来工法)と、耐震性と耐風性に優れた2×4工法を組み合わせた独自の工法を採用し、設計の自由度はそのままに、耐震性の高い家づくりをしています。

 

剛床工法

wanocaでは根太を使わない剛床工法(根太レス工法)を採用。
床面を支える部材を根太ではなく24㎜の剛床合板にすることで地震の揺れによる捻じれの動きに強い建物となるのです。

 

11 長期優良住宅

長期優良住宅とは家の劣化を抑える設備や性能を備えた、長く快適に暮らせる家の事。
快適性が長持ちするだけではなく、多くの補助金や税制優遇も受けられる嬉しい制度です。
wanocaは標準プランで長期優良住宅取得しています。

12 ライフサイクルコストという考え方

ライフサイクルコスト(LCC)

建築費の安いローコスト住宅は一見お得に見えますが、長い目で見ると、住宅維持費やメンテナンス費用、日々の光熱費も含めた生涯にかかる生活費(ライフサイクルコスト)が割高になってしまいます。
一方で高性能住宅は建築費は割高ですが、ランニングコストが抑えられるため、ライフサイクルコストが割安になるのに加え、快適な生活が手に入ります。

 

 

氷山の一角に例えられる建築費

家を建てる時のお金も大切ですが、長く住み継ぐ家だからこそ、目には見えない長い生涯で必要となるライフサイクルコストを考える事が大切であるとwanocaは考えます。

13 職人の技が作り出す住宅性能

高性能住宅に必要なこと

高性能住宅を建てるために大切な事は、資材・設計力・職人さんの技術力であるとwanocaは考えます。
このうちどれが1つでも欠けてしまうと完璧な高性能住宅は造ることはできません。
どんなに性能の良い資材を使い、緻密な計算によって書き上げられた図面で家を建てても、現場での施工が完璧でないと断熱性や気密性が簡単に落ちてしまいます。
それほど、職人さんの技術力は家の性能を左右するのです。
木を読み、手刻みで調整し、適材適所の判断が的確にできる職人さんの技術力によって質の高い家は造られます。

 

 

wanocaの職人たち

決まった形で簡単に家が建てられる時代では残念ながらそのような高い技術力をもった職人さんは減ってきています。
数字に裏打ちされた高い住宅性能は実は職人さんがひつひとつの家に責任とプライドを持って向き合った結果なのです。