注文住宅を建てる人必見!地域別注意点【京都編】

2024/03/04

一生に一度の大きな買い物、マイホーム。

とりわけ自由設計の注文住宅では間取りや外観デザイン、機能性など、理想の住まいづくりにおいてこだわりたいポイントはたくさんありますよね。

しかしそれらは、好みだけではなく地域の特性もしっかりと考慮した方が良い事をご存じですか?

今回は地域特性、特に京都で注文住宅を建てる場合に注意したいポイントをまとめました。

是非家づくりの参考にしてくだいね。

 

注文住宅をたてるなら 地域別注意点

【目次】

  1. 京都の気候に合った機能性

  2. 狭小地でも広く快適な空間で作る

  3. 京都の街並みになじむデザイン性

  4. ランニングコストを抑え初期費用をカバー

  5. ハウスメーカー・工務店選び

  6. 京都の土地価格を知る

  7. 京都の人気エリアを知る


1.寒暖差の大きい京都の気候に合った機能性

盆地である京都の気候は一年を通して寒暖差が大きいのが特徴です。

風があまりふかないので、夏は蒸し暑く、冬は底冷えをする寒さで地域によっては雪が降ることも多いです。

このような気候で注文住宅を建てる場合、高い断熱性と気密性を持った高性能住宅を選択するのがベストです。

隙間風を防ぐと同時に空調で調節した快適な温度の空気を外に逃がさない気密性。

外気の寒さ暑さを防ぎ、室内の快適な温度が逃げにくくする断熱性。

それに加え、夏は暑い日差しを遮り日中は涼しく、冬は太陽光を積極的に取り入れてポカポカと温かく、太陽のエネルギーを無駄なく効率的に利用できる設計で建てることも大切です。

自由設計が可能な注文住宅らなではの利点を生かし、こだわりの性能を選びたいものですね。

京都で注文住宅を建てるなら夏と冬


 

2.狭小地でも広く快適な空間を作る

京都は多くの住宅が密集している地域が多く、特に京都市を中心とした市街地は交通や生活面の利便性から人気のエリアです。

全国でも基準地価は4位となっており(2023年時点)、住宅当たりの延床面積の広さでは42位(2021年)となっている事からも分かるように、狭小地に注文住宅を建てるケースが非常に多くなっています。

こうした狭小地に注文住宅を建てる場合はハウスメーカーや工務店の設計力で満足度に大きく差が出てきます。

狭くて、隣家と近接した土地でも設計のノウハウと施工経験により、快適な空間を生み出すことのできる会社を選ぶのが重要なポイントとなります。

また、日当たりの調節や視線の入り方などの生活面はもちろん、防火性や耐震強度などの法令を遵守した安全面にも考慮しながら要望に柔軟に対応してくれるのかも是非チェックしたいところですね。

京都で注文住宅を建てるなら 図面


3.京都になじむデザイン性

京都で家を注文住宅で建てるのであれば、その美しい街並みと調和するデザインが理想と言えるのではないでしょうか。

京都では平成19年9月より、美しい景観を守り50年後・100年後の未来へと引き継いていくための政策として、建物の高さとデザインを全市的に見直した「新景観政策」が実施されています。

それは注文住宅も例外ではなく、屋根の形や色、外壁材の種類や色に対して厳しい規制がある地域も多くあります。

近年では伝統的な和風のデザインにスタイリッシュな現代的な要素を取り入れた「和モダン」などのデザインの流行もあり、和風のテイストを生かしつつもオシャレな住宅が多くみられますね。

デザインにおいても自由度の高い注文住宅で、京都にぴったりなオシャレな一戸建てを建ててみてはいかがでしょう?

京都で注文住宅を建てるなら


4.省エネ住宅でランニングコストを抑え、初期費用をカバー

基準地価が全国4位という土地高の京都に注文住宅を建てる場合、土地代だけでもかなりの費用がかかります。 そうなると家自体の価格を抑えて低価格で建てたいところですが、せっかくの注文住宅でデザインや機能性に妥協した家に数十年も住むこともオススメとは言えません。 そこで、考えていただきたいのが、注文住宅の省エネ化により光熱費などのランニングコストを抑える方法です。

昨今よく耳にする「省エネ住宅」とは「建築物省エネ法」の基準を守って建てられた住宅または、この基準を上回る性能を備えた住宅の事です。

具体的には床、壁、天井(または屋根)、窓などの断熱を一定レベルに上げ、家から逃げていくエネルギーを少なくし、外からの熱気をできるだけ遮断する断熱性を高める事と、エアコンや給湯器などの省エネ設備を取り入れる事が盛り込まれています。

2022年には断熱等級に上位等級が新設され、以下の通りとなっています。

【住宅性能表示制度における断熱性能】

等級7 2022年10月1日施行
等級6

等級5

 (ZEH水準)

現行の性能表示制度

(省エネルギー基準が義務化されると

等級1~3は新築では不可となる)

等級4

 (省エネルギー基準相当)

等級3
等級2
等級1

このように高い断熱等級と省エネ設備を備えた住宅は日々の光熱費などのランニングコストが低く抑えられる上に、補助金などの対象にもなりますので、注文住宅に長く住み続ける上で非常に助かりますよね。

京都で注文住宅を建てるなら 省エネ住宅


5.地域密着型のハウスメーカー・工務店選び

自由度の高い注文住宅を建てる上で最も重要と言ってよい項目がハウスメーカー・工務店選びです。

地域密着型で、その地域での施工事例や設計力、デザイン性や営業担当の人柄など、さまざまな項目で比較して、最も相性の良いビルダーを見つける事が大切です。

ハウスメーカーと工務店には明確な定義はないのですが、一般的に以下のように比較される事が多いので是非参考にしてください。

また、住宅展示場やモデルハウスを見学し、実際にそのビルダーがどのような姿勢で注文住宅を造っているのかを確認することも大切ですよ。

 

【工務店とハウスメーカーの違い】

ハウスメーカー 工務店
価格 高い 安い
営業の規模 全国 地場
経営の安定性 高い 低い
施工品質 低い 高い
設計の自由度 低い 高い
工期 短い 長い
アフターサービス 悪い 良い

京都で注文住宅を建てるなら ビルダー選択

 


6.京都の土地価格を知る

建て売りに比べ費用の掛かる注文住宅では少しでも土地価格を抑えたいところです。

2023年(令和5年)の京都府の市町村別の坪単価をご紹介しますね。

交通の便、環境、価格など様々な面で比較検討したいものですね。

順位

市名

坪単価平均(円/坪)

1位

京都市

183万7178

2位

長岡京市

73万4297

3位

向日市

62万2904

4位

大山崎市

44万0495

5位

宇治市

42万2054

6位

京田辺市

41万7402

7位

城陽市

34万2419

8位

八幡市

29万4815

9位

久御山市

27万9603

10位

精華町

25万7473

京都で注文住宅を建てるなら 坪単価

 


7.京都の人気エリアを知る

続いては京都府内の人気のエリアです。

注文住宅を建てるのに最適なエリアはどこでしょうか?

交通の便や暮らしやすさの面もしっかりチェックしましょう。

(いい部屋ネット「街のすみここち自治体ランキング2023<京都府>」より)

 

1位 京都市中京区

官公庁や商業施設、オフィスなどが集積した、政治・経済の中心地となっています。また「二条城」や「本能寺」、新選組ゆかりの地「壬生寺」など、歴史スポットや社寺が数多く立ち並んでいます。バスや鉄道などの公共交通機関が充実しており、駅前にはスーパーや百貨店なども充実した注文住宅を建てるのに人気のエリアとなっています。

 

2位 京都市左京区

世界遺産に登録されている、下鴨神社と銀閣寺をはじめとする著名な社寺が点在しています。また、京都市の区の中で大学の数が最も多く、京都大学などの6つの大学があり、文化施設も多くあります。子育てをされるファミリー層が注文住宅を建てるのにオススメです。

 

3位 長岡京市

京都府南部に位置し、中心部は住宅地や商業地、東部に行くと最先端の電気・精密機械系の企業が在籍する工業地帯です。JRと阪急の2wayアクセスで鉄道の駅が3つあり、京都中心部へ15分程度、大阪梅田まで30分程度で行ける交通の便が良い街でもあります。

交通の便を重視した土地で注文住宅を建てる場合に人気となっています。

 

以下

4位 京都市下京区

5位 京都市上京区

6位 相楽郡精華町

7位 京都市西京区

8位 京都市北区

9位 京田辺区

10位 京都市右京区

と続いていますよ。

京都で注文住宅を建てるなら 人気エリア


以上で注文住宅を建てるなら 土地別注意点【京都編】を終わります。

いかがでしたか?その土地の特性に合わせて注文住宅を建てる事で、みなさんにとって最高の住まいを実現できる事を応援しております!

 


京都で注文住宅を建てたい方へ


こんにちは! 京都の工務店wanoca(わのか)の広報中井です。

私たちwanoca(わのか)は「自然素材で作る高性能×全館空調のパッシブハウスを京都に」をテーマに、自由設計で高性能な注文住宅づくりを得意とする京都の工務店です。

京都の土地で長年培ったノウハウと確かな腕をもつベテランの職人さんの高い技術力で世界に一つだけの高性能な注文住宅をつくります!

HPには和モダンデザインの施工事例なども載っていますので、是非一度ご覧ください。

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