外張り断熱で大活躍のEPS:H様邸現場ブログ
2024/09/14こんにちは、wanocaの広報担当中井です。
H様邸現場ブログ、今回の記事は外張り断熱についてです。
外張り断熱と言っても様々な種類がありますが、今回wanocaがH様邸で使用したのはEPS断熱です。
EPS断熱とはビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS)いわゆる発泡スチロールを用いて断熱を施す方法です。EPSは安価で加工しやすく、高い断熱性と耐水性をもつ優れた素材です。さらに耐火性も高いという特徴もあり、その優れた性能から南極昭和基地の無電灯にも使用されていました。断熱の先進国、ヨーロッパではEPSの用途割合の6~7割が住宅用建材で消費されるなど、断熱材としての用途はごく一般的です。また、最近ではその強度も注目されており、外壁材としても使われ始めているんですよ。
EPS断熱は構造用面材の上に透湿防水シートを貼りその上にEPSボードを貼る3層構造になります。この透湿防水シートは縦方向に細かいシワが入っている特殊なもので、万が一シートとEPSボードの間に水滴が入ってしまった場合でも水滴が滞留せず流れる仕組みとなっており、壁を湿気やカビなどの腐食から守る役目があります。このように外張り断熱だけではなく、しっかりと湿気対策を施す事により魔法瓶の様に保温性の高い家に長く住み続けられる仕組みが出来上がるのです!
次回は内張り断熱のお話です。お楽しみに!
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