平屋の注文住宅最新ガイド
2024/11/05平屋の注文住宅最新ガイド
近年人気が高まっている平屋住宅ですが、人気の理由はどんなところにあるのでしょうか?本記事では平屋の特徴からメリット・デメリットやオリジナリティーの高い世界で1つの平屋を注文住宅で建てる時の注意点など、平屋の注文住宅について徹底解説していきます。是非最後までご覧くださいね。
目次
今注目される、平屋とは
注文住宅と建て売り住宅の違い
平屋のメリット
平屋のデメリット
二階建てと平屋の比較
狭小地で平屋は建てられる?
狭小地で平屋の注文住宅を建てる時のポイント
京都で平屋の注文住宅を建てたい人へ
平屋とは1階部分のワンフロアのみで構成された家です。全ての部屋が同じフロアに配置されているため、基本的には階段は存在しません。リビング、ダイニング、キッチン、浴室から寝室まで全ての部屋を平面で行き来できるのが大きな特徴です。平屋といえば昔の日本家屋というイメージが多いかと思いますが、今なぜ平屋が注目されているのでしょうか?その答えの1つは新型コロナウイルスによるリモートワークの普及であると考えられます。以前は職場に近い都心にマンションを購入したり、狭小地に3階建てを建てたりするケースが多かったのですが、リモートワークが普及してから、郊外の広い土地に段差なく生活がしやすい平屋を建てるという選択肢が生まれたのです。このようにして平屋に注目が集まる今、デザイン性と機能性が進化したオシャレで機能性に優れた平屋もたくさん見られるようになり、それがさらに人気を後押しする形となっています。
そもそも、注文住宅と建て売り住宅の違いは何でしょうか?一戸建てを購入する場合、注文住宅と建て売り住宅に分ける事が出来ます。注文住宅とは建物を建築士に設計してもらい、施工会社と建築工事請負契約を結んで建ててもらう方法の事です。これに対して、建て売り住宅は既に建っている住宅を不動産屋などの住宅の売主と売買契約を結んで土地付きで購入します。注文住宅は建築条件付きでなければ、土地購入後に建築会社から自由に選ぶ事ができ、間取りやデザインなどを予算に合わせて施主の希望通りに造り上げる事が可能です。一方、建て売りは建物ができている状態で購入する場合がほとんどです。既に建築確認が済んでいるため、間取りの変更などはできませんが、既に建っているという事は完成した建物を確認できるという事。パースや図面時と現物とのギャップが無いため「思っていたのと違う」なんて事は無いですね。手間なく短期間で、家を手に入れたい方ですと建て売り住宅の方が向いているといえるでしょう。注文住宅は契約から引き渡しまでの時間はかかりますが、住まう人のライフスタイルに合わせた間取りや好みのデザインに仕上げられるので個性あふれる世界に1つだけの家を作り上げる事が出来ます。
まずは平屋のメリットについて解説します。
平屋は階段が無いため、バリアフリーに対応しやすいというメリットがあります。若い内は階段の上り下りを問題なくできても、高齢期になると難しくなっていきます。老後の生活も見据えて平屋を選択するケースも少なくありません。二階建てをバリアフリー対応にする改修工事も高額な費用が必要となるので、最初から対応した家を建てるのも一つの方法ですね。また、お年寄りだけではなく子供やペットにも優しいのが平屋です。階段が存在する二階建てだと、小さな子供やペットが段を踏み外したり転落する危険性があります。そのような不慮の事故を防げる点も大きなメリットといえるでしょう。
平屋は二階がなく高さが低いため、構造的に安定し、耐震性がアップします。また、二階を支えるための壁や柱も不要なため、間取りの自由度が高まります。LDKを広いワンフロアにしたり、天井を高くしたりと、平屋ならではのゆったりとした空間づくりが可能になります。
ワンフロアに全ての生活スペースが含まれる平屋は家族で顔を合わせる機会が増え、コミュニケーションが取りやすいというメリットがあります。部屋と部屋との距離が近いため、家族の存在を感じながら生活することができますね。
平屋には生活動線がコンパクトに収まるメリットもあります。ワンフロアで完結するため、平面での移動のみです。1階で洗った洗濯物を2階のベランダに干す、2階の寝室から1階のトイレに行くなどの上下移動がないため、コンパクトでスムーズな移動が可能です。さらに、部屋と部屋との距離や水回り、帰宅後の動線などを考慮し生活動線をつくり上げればより住みやすい間取りになるでしょう。
家を建てた後も定期的にメンテナンス費用がかかるものですが、平屋は二階建てと比べてメンテナンス費用を抑えやすいのも特徴の1つです。例えば外壁の塗り直しなどは二階建て以上だと高所の作業は足場を組んで行う必要がありますが、平屋はその必要はないのでその分費用を抑えられます。
つづいては平屋のデメリットについて解説します。
平屋は全ての部屋を1階部分に集約させる必要があるため、一般的には広い土地を探さなければなりません。都心部など土地代が高いエリアでは思いの外費用が掛かってしまう事もあるでしょう。できるだけ費用を抑えながら平屋を建てるには土地の相場や建蔽率を考慮しながら敷地を選ぶ事が大切です。建蔽率とはその敷地内で建物を建てる事のできる面積の事。仮に50坪の敷地であっても建蔽率が50%だと25坪分しか家を建てる事ができません。2階以上のある家だと単純計算で同じだけの面積を2階に造る事ができますが、平屋ではそうはいきません。よって2階建てより広い土地を探すか、間取りや作り方を土地に合わせて工夫できる注文住宅を選択する事になるでしょう。
平屋は二階建てよりも1~2割ほど坪単価が高くなる傾向にあります。それは、基礎や屋根、壁の面積が広くなるからです。費用を抑えるコツとしては無駄な動線や機能を省く事や延べ床面積を最小限にする事が挙げられます。予算に合わせて家づくりができる注文住宅なら細かな相談も可能となります。
平屋は建物全体の高さが低いため、周辺環境によっては日当たりが悪く、室内が暗くなってしまう可能性もあります。明るい空間を維持するためには、窓の位置や大きさを工夫するとよいでしょう。少ない面積で日射を確保できるよう方角などを考える必要があります。窓も同様に、風の通り道を考慮して、設置する事が大切です。
近年ゲリラ豪雨などで、水害の被害を頻繁に目にしますが、平屋は二階建てに比べて水害の被害を受けやすいといえるでしょう。それは、水位が高くなっても上に避難する事が出来ないからです。浸水被害を回避するためには、土地探しの段階で、ハザードマップや自治体のHPを確認して浸水想定地区を避ける事が重要です。ハザードマップは不動産売買契約を結ぶ際に重要事項説明で説明する事が義務付けられていますが、その時に気づいたのでは遅いため、前もって確認することが大切です。
平屋と二階建てを比較してそれぞれ住むのに向いている人を解説します。
坪単価や土地代は割高になりますが、住み始めてからの快適性が高いのが平屋の魅力です。バリアフリー対応を比較的容易にできたり、メンテナンス費用を抑える事ができたりするため、永く住み継ぐことができるでしょう。具体的には小さなお子さんや高齢の方がいて安全性を重視したいご家族に向いています。また、コンパクトに暮らせるため、夫婦2人の世帯や単身世帯とも相性が良いといえるでしょう。
二階建て以上は狭い土地でも効率的に建物の面積を確保できます。基礎や屋根の面積もおさえられるため、同じ延床面積でしたら二階建ての方が坪単価は低くなりますね。プライバシーを重視したり、在宅ワークなどで一人の空間が必要だったりする人は二階建ての方が向いていると言えます。家族構成も二世帯住宅や家族が多い場合は程よい距離感が必要になる場合があるので向いているでしょう。また、家が交通量の多い道路に面している場合は外からの視線を避けられるというメリットもあります。
平屋には広い土地が必要と平屋のデメリットの部分でお伝えしましたが、実はそうとも限りません。家族やライフスタイルによって求められる広さは異なるため、必ずしも広い土地が必要とは言い切れず、工夫次第で、狭小地にも平屋を建てる事は可能出です。国土交通省の定める「住生活基本計画における「水準」について」によると住生活に必要な最低限の広さは単身世帯だと25㎡(約7.56坪)、2人世帯だと30㎡(約9.07坪)、3人世帯だと40㎡(約12.1坪)、4人世帯だと50㎡(約15.12坪)とされています。一般的に狭小地とは15坪程度の面積の敷地を指しますので、狭小地に4人世帯の平屋を建てる事も可能です。しかし、その場合は間取りや生活動線に工夫が必要になってくるので、間取り設計の自由度が高い、注文住宅で建てる事をお勧めします。
狭小地に平屋を建てる場合は設計の自由がきく、注文住宅で建てるのがお勧めです。住む人のライフスタイルやこだわりを考慮して、無駄なものを省いた造りで、スペースを有効活用する事が必要となるでしょう。また、視覚的に広く見せる事が大切なポイントとなります。では、細かなポイントを見ていきましょう。
狭い土地で平屋の注文住宅を建てる際は天井を高くとるとよいでしょう。天井が高いと視覚が広がり、開放感も生まれます。あえて梁を見せる事で、より開放的な空間を作り出すことができますよ。
廊下は移動だけに使用するスペースと言っても過言ではありません。よって廊下のスペースを少なくし、そこを収納や居住スペースに充てればスペースの無駄遣いが無くせるでしょう。また、廊下が短くなることにより、生活動線がシンプルになりますので、家事効率が上がる事も嬉しいポイントですね。注文住宅は間取りから自由に設計できるので、設計士に希望を伝え工夫された間取りを作る事が大切です。
スキップフロアとは中2階の事。1階しかない平屋でもスキップフロアを設置すれば縦の空間を有効活用できます。スキップフロアには仕切りやドアもないので、開放感のある広々とした空間が作り出せます。室内の圧迫感をへらしつつ、立体的に見せられるため、平屋でものびのびと過ごせるでしょう。
またスキップフロアの段差部分は収納スペースとして活用する事も可能です。縦の空間を無駄なく有効活用できるのはスキップフロアならではの要素ですね。
このような希望も自由設計の注文住宅なら可能となるのできちんと希望を伝えるとよいでしょう。
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