90年前のパッシブデザイン聴竹居に行ってきました。

2024/01/28

みなさん、こんにちは。

高性能×全館空調の住まいを京都に最適なデザインで経済的に実現する、モアテック

広報部の中井です。

 

今回は京都山崎にある「聴竹居」について書きたいと思います。

「聴竹居」とは日本で最初に「環境共生住宅」を志向した建築家と言われる藤井厚二さんが1982年(昭和3年)に設計・建築された住宅です。

先日勉強のために、若手社員で見学に行ってきました。

 

 

 

90年以上も前に自然のエネルギーを生かしたパッシブな建築計画をもとに建てられた家があるなんて驚きですよね。

ガイドさんのお話を聞くと、冷房の無かった当時は寒さは着込めばなんとかなるが、暑さだけはどうしようもないとの事で、暑さ対策に重点を置いて設計されたそうです。

実際見学させていただくと、南東向きの縁側を長く作り、夏の暑い日差しを遮ったり、床下に通風孔を作り涼しい風が居間を循環したりなど、自然のエネルギーを上手に利用している工夫がたくさんある家は建築初心者の私でもただただ感心することばかりでした。

もちろん建築に詳しい方なら尚更深く頷いてしまう事が多かったと思います。

設計だけでなく、和風・洋風・モダンを統合したデザインも素晴らしかったです。

現代的なデザインの閑室の床の間は一見の価値ありでしたよ。

また、当時の職人さんの細かな仕事も所々に垣間見る事ができました。

竹を編んで作った網代天井(あじろてんじょう)は現代では再現できる技術を持った職人さんはおられないそうで、当時の技術の高さを知ることができます。

 

ガイドさんによっても説明が異なるようで、季節を変えて何回でも通いたくなる場所でした。

ちなみに、お昼にいただいた大山崎駅すぐのhermit green cafeさんのランチ、ヘルシーでとても美味しかったですよ。

 

皆さんも是非行ってみてください。