京都に根付いた工務店、wanocaが大切にしている事
2024/04/03wanocaが目指すもの、それは「お客様が何世代にもわたり快適で健康に住み継いでいく事のできる家」です。
wanocaは、京都嵐山にある工務店、株式会社モアテックの「自然素材で作るパッシブ住宅」のブランドです。
モアテックはこの地で1997年に創業し、地域に根差してお客様の家づくりのお手伝いをさせていただいております。
創業以来20年以上にわたり、多くのお客様と共に家づくりに取り組みながら、地域と共に今日まで歩んでまいりました。
その中で、「お客様が何世代にもわたり快適で健康に住み継いでいく事のできる家」とは?という課題を常に追求し続けておりました。
さらに、私の孫がアレルギー体質だと判り、より一層この課題への探求心が強くなっていったのです。
まず考えたのは材料です。
科学物質が含まれる材料からの脱却を進め、自然素材を積極的に取り入れました。
無垢材のフローリングや珪藻土や和紙の壁は有害物質を出さないのはもちろんですが、調湿や脱臭の効果もあり、換気システムだけでは出来ないニオイ物質の分解などをしてくれます。
自然素材をふんだんに使った家で暮らすようになった孫の体調がみるみる良くなる様子を見て、これが正しかったのだと確信しました。
もう一つが家の性能を上げる事です。
気密性、断熱性を高めた高性能住宅と全館空調を掛け合わせた上に、パッシブデザインを取り入れた住宅は、省エネルギーな上に1年中家中が均一に快適な温度に保たれます。
真冬でも裸足で過ごせる家、それこそがwanocaが理想とする「お客様が何世代にもわたり快適で健康に住み継いでいく事のできる家」であると考えております。
その仕組みは以下の通りです。
高性能フィルターのついた全館空調システムにより、家中にクリーンで均一な温度の空気を行きわたらせます。
その空気を高い気密性・断熱性の家で逃さず保温する事で無駄なエネルギーを抑えます。
さらに、パッシブデザインを取り入れて、太陽や風の自然エネルギーを最大限に利用する事により、空調にかかるエネルギー消費量を最小限に抑えた最高の省エネ住宅を造り上げます。
一年を通して家中が快適な温度で保たれている生活をイメージしてみてください。
冬のトイレやお風呂場で寒さに震える事がないので、お子さんのお風呂上がりに慌てて服を着せる必要がない「楽」、夏の寝苦しさや冬の起床時の辛さから解放され睡眠の質が上がる「楽」、一年を通して同じ部屋着や寝具で過ごせるので、収納が減り、スマートに暮らせるという「楽」、なにより暑さ・寒さにより体調を崩す事が無く快適で健康な毎日が過ごせるという「楽」、wanocaの理想の家にはたくさんの「楽」が詰まっています。
また、様々な生活用品が値上げしていく昨今、燃料費の高騰は著しいものがありますが最高の省エネ住宅であるパッシブ住宅は普段の空調にかかる高熱費も無理せず節約できます。
日々の光熱費を抑える事は快適な暮らしを長期にわたって継続していく事を可能とします。
以上のような理想の詰まった家は誰でもが容易に作れるものではありません。
大工さんをはじめとする職人さん達の技術と知識の賜物なのです。
工務店の役割は家を設計するだけではなく、家づくりに関わる多くの職人さん達と信頼関係を築き、1つのチームとして家づくりに取り組む事です。
高性能住宅は、職人さん達からすれば細かくて技術力を必要とする作業が格段に増えるので手間のかかるものに思えるでしょう。
さらに、最新の建材に対する知識や扱い方も常に取り入れなければなりません。
大変な事ではありますが、wanocaが信頼を置いている職人さん達はこの考えに寄り添い、自らを高めながらwanocaと一緒に家づくりを続けてくれています。
大手のハウスメーカーは “どこで建てたか” は見えていても “誰が建てたか” を見る事は難しいでしょう。
wanocaの家づくりの主役は職人さん達です。
そして、その職人さん達と信頼関係を築く事が最も重要であると考えます。
そのような職人さん達だからこそ、お客様のために、wanocaのために良いものを造ろうと一生懸命に家づくりに取り組んでくれるのです。
そしてそれがwanocaの最大の強みであると私は考えます。
大工さんをはじめとする職人さん達の「人」の力で最高の家を造り上げる。
その信念を胸に、私たちwanocaは今日も家づくりに励んでおります。